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a lovely galapagos island
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BGM♪ In My Life / The Beatles


昔の漫画に出てくる21世紀の人々は、なんだかノッペリつるつるとした、体にぴったりの服装をしていた。
しかし現代人を見ても、服装など当時と殆ど変わらないどころか、わざと時代を逆行さえする。
唯一、漫画通りに服装の進化を遂げているのは、レディー・ガガ様くらいのものであろう。
そんな、手塚治虫も藤子不二雄も予想し得なかった現代の進化に「インターネット」がある。

「超ド級」のつくアナログ夫婦たる私の両親(※参照analog color)のもとに、ついにインターネットがやってきた。

もとい。私が、緩慢と時代に取り残されつつある東京の片田舎に住むアナログ夫婦に「旋風」を起こすべく、
「インターネット」という名の刺客を送り込んだのだ。

要するに、彼らが唯一操れるデジタル家電である「東芝レグザ」で、インターネットが見られるようにしたのだ。
最近のテレビはネット回線を繋げばインターネットが見られる機種が多いので、これを利用しない手はない。

以前から両親に「インターネットを活用すべし」と薦めていたのだが、「パソコン怖い」の一点張りで
取り付く島もなかったのだが、昨年購入した液晶テレビの操作もようやく慣れてきた頃合であるので、
本日、半ば強引にテレビでインターネットを見られる環境を導入してみた。

インターネットという賽は振られた。後は彼らがそれを使うか否かで、時代遅れのわが高水家の今後は決まる。
落雷に燃え上がった炎を、怖がりながらも「利器」として使いつつ進化を遂げた原始の人類の勇気を、
我が愛すべき「超ド級アナログ夫婦」に与え給え。

東京のガラパゴス諸島と化した我が生家のこれからの進化を、ダーウィンの様に見守ってゆこうと思う。

そんなたった今、母から電話があり「秀人。”ウィッフィー”ってものを忘れてったよ。」と言うのである。
・・・うぃっふぃー?「ミッフィー」なら知っている。口がバッテンになっている愛らしいウサギのことである。
しかし「ウィッフィー」は、生憎知らない。

「なに・・・ソレ?」と訊くと、「なんかの機械だと思う。小さくて丸っこい。ウィッフィーって書いてある。」と言う。
その情報で分かった。モバイル回線「イーモバイル」の端末器を忘れたのだった。でも・・・ウィッフィー・・?
少し考えて、これも答えは出た。「Wi-Fi(ワイファイ)」のことであろう。そのまま読めば、確かにウィッフィーだ。
「これなに?」と電話越しに訊いてくるのだが、彼女にとって未知の領域であろう機械なので、
悪戯に刺激しても悪いと思い、答えなかった。正直に言うと、説明するのがメンドくさかった。

落雷の後に燃え盛る炎を、おっかなびっくり勇気を出して使ってみようとしている原始のヒトタチの所に、
チャッカマンを置いてきてしまった様な心境である。反省している。反省しつつ、爆笑する。

ともかく、Mr,Childrenの大ファンである母は、これで彼らのホームページなどもチェックできるし、
最近体調がすぐれず、一日の殆どをテレビの前で過ごす父にも、少しは良い刺激になればと願う。

デジタル機器にどっぷり浸かりながらも、実家の壁に消え残る昔描いた落書きを眺めつつ、
機械はデジタルに進化しても、人間はアナログ的なままの方がいいな・・・と思った今日この頃である。

photo: June, 2009 mitaka
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by hideet-seesaw | 2011-11-17 21:15 | photograph
old man winter's murmur
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BGM♪ L'aquoiboniste / Jane Birkin


人は、常に真実を追い求め、真実を知り喜怒哀楽する生き物である。
多種多様な情報が無秩序に錯綜する昨今、悪意ある情報を真実と信じ、振り回されて人は涙する。

私も、世に満ちたそんな悪意の情報や悲しき報道に憂い、心を翻弄されるのを恐れ、アナログ放送終了
を皮切りに、ほとんどテレビを観なくなってしまった。そしてそれを、頑なにデジタル放送受信可能な
テレビを購入しない理由として周囲に吹聴して止まないが、実はそれが財布の中に閑古鳥のカン太郎ちゃん
を飼っている為の代償だということは、敢えて伏せておく。

ならばいっそのこと、電波もネットもない人里離れた山奥に山小屋でも作って独り穴熊を決めこみ、
仙人が如き徒手空拳の山ごもり生活も悪くはないが、生憎、孤独に弱いたちである。ふた月もすれば人恋しさに
独り山小屋で発狂し、這う這うの態で人里まで降りてきて、空腹を畑の大根でも齧り癒しているところを、
髭髪蓬々の身なりをクマかなにかに間違われ、哀れズドンと一発お見舞いされるのが関の山であろう。

要は、悪意ある情報は大嫌いだが、人間は大好きということである。

昨日あたりから、ふいに冬将軍の尖兵が日当たりサイテーな我が家を訪れ、寒い。見た目とは裏腹に
元来自律神経虚弱、及び鼻中核湾曲症の口呼吸体質である為に風邪やインフルエンザにかかり易い私は、
いそいそと近所の内科医にインフルエンザ予防接種をぶすりと刺していただこうと赴いたところ、医者の診立てで、
すでに風邪をひいていることが発覚。熱があるために予防接種は「今日はダメ」と言われてしまった。

風邪が治ってから再度来院するのもメンドくさいので、「風邪っぴきだろうが岡っ引きだろうが、
あっしはビタイチ構わねえ!医者の先生、情けはいらねぇ!ぶすりと一突き、やっておくんなせえ!
さあここに!さあさあっ!・・・ひとつよしなに・・・後生でござんす・・・」
と、斜に構えてぐいと腕まくりして食い下がってみたが、「絶対ダメ」と敢え無く一刀両断され、
抗生物質やらなにやらを処方されて、とぼとぼと夕暮れの家路についた。

それにしても、風邪をひいているのに気づかないとは、我ながら目出度い神経をしているものだ。
真偽の程は定かではないが、ずっと以前にテレビを観ていて「裸で寝ると健康によい」という情報を知り、
また別の番組で、これまた真偽の程は甚だ不明だが、ロシアの片田舎で末期癌を患う老婆が
極寒ツンドラの吹雪荒れ狂う屋外で、薄着のまま寝袋で就寝という荒治療を試みたところ、
綺麗さっぱりと癌細胞が消えてしまったという情報を得て、持病の自律神経失調にも効くかも知れん
と思い立ち、以来続けてみているのだが、昨夜、換気のためと寝室の窓を開け放したまま裸で寝落ちしてしまい、
それが災いして風邪をひいたのかも知れない。かも知れない、というか、絶対そうである。

そんな、真偽不明の不安定な情報に惑わされる昨今ではあるが、今日、私は自ずから一つの真実に
たどり着いた。

「バカは風邪をひかない」のではなくて、「バカは風邪に気づかない」のである。

model : L.Bergmann
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by hideet-seesaw | 2011-11-09 22:10 | photograph