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hypocrite
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BGM♪ One More Time, One More Chance / Masayoshi Yamazaki


私の手は、いつもじんわりと汗ばんでいた。
多汗症というヤツであろう。学生時代、後ろの席に廻すプリント用紙を持つときだって、
一瞬で紙が湿ってしまうので、そんな些細なことでも緊張してしまっていた。

さして勉強もしていないのに、いつも私のノートは汗の湿気を吸ってぐにゃぐにゃになっていた。

そんなコンプレックスって、誰にでもあるものだろう。

以前、そんな私の汗ばんだ手を見て「手が汗ばんでる人には、優しい人が多いんだよ」
と言ってくれた人がいた。

科学的になにか根拠があるのか、言い伝えや迷信の類かわからないけど、
自分の欠点だと思っていたことを褒められて、すごく嬉しかった。

そんな私の手。最近はめっきり乾燥している。
きっと優しい気持ちがなくなってしまったのかも知れない。

そんなワケで、これから散歩にでも出かけて、車に轢かれそうな仔犬でも見つけて、
装甲車並みに頑丈な身体にモノを言わせて助けてみようかな。

そんな偽善者風の吹く、クリスマスである。意味不明。

model stranger
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by hideet-seesaw | 2010-12-25 12:08 | photograph
yellow presents
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BGM♪ Kiss from a rose / Seal


以前もこのブログで書いたが、私の住む部屋の大家さんはとても親切なご夫婦である。

先日、夜も更けたころ帰宅すると部屋の前の暗い私道にポツンと椅子が置いてあり、そこになにやら
黄色いゴロゴロしたものが山積みされていて、大家さんの達筆でこう貼り紙がしてあった。

「拙宅にて採れたカリンです。ご自由にお持ちください。」
一帯に住む住民たちへのお裾分けであろう。

家賃は大家さんのお宅に手渡しにゆくような、今どきなんともアットホームな環境である。
大家さんに支払い終わって暇乞いをすると、決まってその都度奥様が奥の台所から「お土産に」と、
季節の野菜や菓子、ジュース、缶詰などを持って来てくださるようなご夫婦である。

そんな優しい大家さんのご好意に甘えて、赤子の頭ほどのカリンを二つばかりいただいてみた。

その芳しい香りに惹かれて、なんの予備知識もなくガブリとかじってしまった。
・・・失敗であった。かなり硬くて渋くて、なんとも妙ちくりんな味がした。

調べてみれば、カリンは生では食すことはできなくて、蜂蜜に漬けてのど飴にしたり
するのだそうだ。

河豚やキノコ、納豆なんかは、私たちの遠い先祖が、カリンをかじった私のように
食欲の赴くままに・・・

「このトゲトゲファンキー魚、なんだかよくわかんないけど旨そうじゃーーん!!」とか
「なんか豆が腐っちゃったけど、金ねぇし食っちまえ~ぃ!いぇ~い☆」

・・・と、ノリでガブリとやって、図らずも命を賭して現代に伝えてくれたのだなぁ・・・。
と、勝手にしみじみ思いながら、河豚などあるわけないので、シイタケを炒めて食す寒い夜である。

ちなみにドッグフードは人間もOKである。小学生時代、教室でドッグフードを食べれば
ギャラリーの女子たちが「すごーい!」と黄色い歓声を上げて注目してくれると甚だしくカンチガイして、
わざわざ学校まで「ビタワン」を持参した、アタマの悪い鼻タレ小僧の私自身が身を持って実証済みである。

薄味で、決して旨くはなかったが。そして、人気者になるどころか、小学生にして変態視される
ことになったのは言うまでもない。

model tommy
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by hideet-seesaw | 2010-12-18 00:00 | photograph
zomaphone
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BGM♪ すばらしい日々 / Unicorn


三年間ほど使ってきた我が携帯電話。
液晶にヒビが入り、バッテリーは持たなくなり、塗装は剥げ、マイク部やスピーカー部の穴に
有機的老廃物っぽいものが詰まり、マナーモードは解除できなくなり、そしてコネクター部の蓋と
と「0」のキーは、いずこへかと姿を消した。もうよかろう。新しいのにしても・・・・。

何年も前、ダウンタウンの松本人志の携帯電話のCMで、多機能戦争に突入した携帯電話の
競争に逆らって「携帯”電話”でしょ?話せればええやん。」って、シンプルさを謳い文句にした
台詞があったが、当時私は携帯電話に多くを求めず、その言葉に大いに賛同したものだった。

・・・が、

いつの間にやらそんな自分も、今や仕事においてもプライベートにおいても、携帯電話の通話は勿論、
メール、インターネット、スケジュール等など・・・・欠かせない機能が増えてしまった。
だって便利なんだもーん。

そんなワケで、巷で話題のゾマホン・・・じゃなかった、スマートフォンにすることにした。
悩んだ挙句、王道iPhoneを選んだ。

・・・が、

数日前、いざ買って帰ってみれば、自宅で電波が圏外・・・という、なんとも致命的なハプニング。
さすが東京のスイスあきる野市。先代auは普通に圏内だったのに。

唯一、東向きの窓に携帯をびたりと貼付けておけば、途切れ途切れの通話はなんとか可能だが、
「どこでも話せる」が一番の取り柄である”携帯電話”がこれでは、なんとも締まらない。
誰も見てないにしろ、窓にヘバりついて電話しているそんな姿、カッコ悪いし、
なんだか空しさ沸々である。

しかも、私の買ったiPhone本体に限って動作が少々狂っている不良品であったため、
メールの送受信もろくにできない始末。まぁ、2日後くらいに新品と交換してもらったが。

もともと電気機器は大好きなので、買って帰ってくる道々など嬉しくて、
早く家に帰ってイジくりたくてウキウキしながら運転していた。
この感覚・・・なんかデジャヴだなぁ・・・と思ったら、中学生のとき初めてウォークマン
(カセットテープ)を立川で買って帰る青梅線の中の気持ちとまったく同じだった。

どっぷり携帯の便利さに頼っている今日の私。携帯が使えなくて軽くテンパってしまった。
しかも、スマートフォンはどんなに楽しいもんなんだろう?と、羽根が生えるくらい軽い足取りで
帰ってきたのに、いざ自宅で使えないとわかったら、子泣きジジイ1ダースにおんぶされたくらい
ずずーんと沈んでしまった。。。

幸い、iPhoneの通話網を担当しているSoftbankは、自宅に設置する小型アンテナ基地局を無料提供しているので、
早速ソレを申し込んだのだが、届くまで2ヶ月ほどかかるらしい・・・。

てなワケで、仕事やプライベートで私にご連絡を下さる方、これを読んだら繋がらない私に
優しさと、少しの憐憫を持って接していただければ幸いと存じます・・・。

背中におぶさる子泣きジジイは、昨日あたりから3ダースぐらいに増えている。

model katsuyuki

※広告目的の書き込みが頻発しているため、しばらくの間コメント書き込みを遠慮させていただきます。
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by hideet-seesaw | 2010-12-12 22:36 | photograph
a small gast
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BGM♪ Aliens / Kirinji


夏はたくさん名もなき小さな虫が来た私の部屋。

それがこの寒い時期になると、その小さな客たちは自然の摂理でめっきり姿を
見せなくなる。

鬱陶しいときは鬱陶しいものだが、あれだけいたものが全くいなくなり、
たまに見かけたと思ったら、窓の桟の端に干からびた亡骸を晒した姿であったり・・・
ふっと息を吹きかければカサカサと飛んでいってしまうような、
そんな姿を見ればなんともやるせない気持ちになる。

寒いと、人間はやはり心も塞ぎ気味になるようだ。

少々塞ぎ気味の34歳アンニュイ男の部屋。
日当たりサイテーでうら寒い現実も手伝って、
寂寥感の混ざった冷たい空気が、瘴気の様にどんよりと漂っている。

もし今、私の部屋にヒロミチお兄さんが 丘をこえ~ゆこうよ~くちぶえ吹きつ~つぅ~♪
と、さわやかに踊りながら遊びに来てくれても、部屋に漂うその瘴気に触れてしぼんでしまい、
Mr,オクレになって「昭和枯れすすき」でもボソボソと囁きながらトボトボと、そこらの
犬に吠え立てられでもしながら帰ってゆくことだろう。

そんな冴えないここ数日、便所にゆくと面白いものに立て続けに出遭っている。

蜘蛛である。小指の爪くらいの蜘蛛が、なぜか私が小用をたしに便所に赴くと、
天井から「つつー」と糸を垂らして私の目の前に降りてくる。
最初は気にも留めずに放っておいたが、私が行くたびに二度、三度と降りてくるので、
小用をたしつつ眺めていたら、「なんとも愛嬌があるではないか・・・」
という気持ちになってきた。

尻の先から糸を出して下降しては、それを足で手繰りつつまた登ってゆく。

やれ打つな蝿が手をする足をする 小林一茶の気持ちがなんとなくわかる気がした。


photo 2010.11 ome
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by hideet-seesaw | 2010-12-01 21:59 | photograph