yellow presents
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BGM♪ Kiss from a rose / Seal


以前もこのブログで書いたが、私の住む部屋の大家さんはとても親切なご夫婦である。

先日、夜も更けたころ帰宅すると部屋の前の暗い私道にポツンと椅子が置いてあり、そこになにやら
黄色いゴロゴロしたものが山積みされていて、大家さんの達筆でこう貼り紙がしてあった。

「拙宅にて採れたカリンです。ご自由にお持ちください。」
一帯に住む住民たちへのお裾分けであろう。

家賃は大家さんのお宅に手渡しにゆくような、今どきなんともアットホームな環境である。
大家さんに支払い終わって暇乞いをすると、決まってその都度奥様が奥の台所から「お土産に」と、
季節の野菜や菓子、ジュース、缶詰などを持って来てくださるようなご夫婦である。

そんな優しい大家さんのご好意に甘えて、赤子の頭ほどのカリンを二つばかりいただいてみた。

その芳しい香りに惹かれて、なんの予備知識もなくガブリとかじってしまった。
・・・失敗であった。かなり硬くて渋くて、なんとも妙ちくりんな味がした。

調べてみれば、カリンは生では食すことはできなくて、蜂蜜に漬けてのど飴にしたり
するのだそうだ。

河豚やキノコ、納豆なんかは、私たちの遠い先祖が、カリンをかじった私のように
食欲の赴くままに・・・

「このトゲトゲファンキー魚、なんだかよくわかんないけど旨そうじゃーーん!!」とか
「なんか豆が腐っちゃったけど、金ねぇし食っちまえ~ぃ!いぇ~い☆」

・・・と、ノリでガブリとやって、図らずも命を賭して現代に伝えてくれたのだなぁ・・・。
と、勝手にしみじみ思いながら、河豚などあるわけないので、シイタケを炒めて食す寒い夜である。

ちなみにドッグフードは人間もOKである。小学生時代、教室でドッグフードを食べれば
ギャラリーの女子たちが「すごーい!」と黄色い歓声を上げて注目してくれると甚だしくカンチガイして、
わざわざ学校まで「ビタワン」を持参した、アタマの悪い鼻タレ小僧の私自身が身を持って実証済みである。

薄味で、決して旨くはなかったが。そして、人気者になるどころか、小学生にして変態視される
ことになったのは言うまでもない。

model tommy
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by hideet-seesaw | 2010-12-18 00:00 | photograph


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